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登録日:2014/08/16 Sat 01 10 11 更新日:2023/03/07 Tue 18 02 19 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 イゼルローン イゼルローン要塞 ガイエスブルク要塞 ガチンコ ケンプミュラー回廊 ユリアン 戦争 戦役 架空の戦争 要塞 要塞対要塞 銀河英雄伝説 銀河英雄伝説の戦役 銀英伝 防衛戦 魔術師不在 4月10日、帝国軍はイゼルローン回廊に大挙侵入せり。 しかも移動式巨大要塞を以ってなり。 至急来援を乞う… 第8次イゼルローン要塞攻防戦とは、「銀河英雄伝説」の中で行われた戦役の一つ。 帝国と同盟がそれぞれ持つ要塞同士がぶつかり合った戦争であるため、「要塞対要塞」と呼ばれることもある。 【背景】 帝国歴488年/宇宙暦798年、リップシュタット戦役に勝利したラインハルト・フォン・ローエングラムは、政敵も排除し自らの権力を確かなものとしていた。 そんな中、帝国軍科学技術総監であるシャフト技術大将により、「ガイエスブルク要塞をイゼルローン回廊にワープさせ、イゼルローン要塞攻略に利用する」というプランが立てられた。ラインハルトはその裏にフェザーンの思惑を感じ取りながらも承認する。 作戦総司令官にケンプ大将、副司令官にミュラー大将が任命され、ワープ実験も両者の手により滞りなく勧められ、作戦は実行に移される。 一方、フェザーン自治領において、アドリアン・ルビンスキーとルパート・ケッセルリンクの策謀により、ヤンはハイネセンに呼び戻され査問会にかけられていた。 これは救国軍事会議のクーデターにおいて、「アルテミスの首飾り」を全て破壊したことを口実にしたものだった。 策謀渦巻く中、イゼルローン要塞に駐留する同盟軍は、ヤン不在という状況で宇宙歴798年4月10日、回廊に突如現れた巨大な要塞と相対することとなる。 【登場人物-銀河帝国軍】 カール・グスタフ・ケンプ 大将。当作戦総司令官。旗艦はヨーツンハイム。 ミッターマイヤー、ロイエンタールらに出世で先を越されたことに焦っている。 ナイトハルト・ミュラー 大将。当作戦副司令官。旗艦はリューベック。 ケンプの命令で艦隊を利用した策を用いる。 アイヘンドルフ 少将。ケンプ艦隊分艦隊司令官。 戦いに先立ち、帝国側のイゼルローン回廊で同盟軍と鉢合わせる。 パトリッケン 少将。ケンプ艦隊分艦隊司令官。 ラインハルト・フォン・ローエングラム 元帥。ガイエスブルクの性能の試行運転がてら、ワープ作戦を容認する。 今回の出兵そのものは彼自身の欲求不満を満たそうとする私戦の面が強く、首席秘書官ヒルダからの反対も退けている。 ウォルフガング・ミッターマイヤー 上級大将。旗艦は人狼(ベイオウルフ)。今回の出兵については批判的で「無用・無益な出兵」と評している。 オスカー・フォン・ロイエンタール 上級大将。旗艦はトリスタン。 アントン・ヒルマー・フォン・シャフト 技術大将。志向性ゼッフル粒子やワープ装置を開発した。 一方でフェザーンへ軍事機密を漏洩させて、金銭授受を行っていた。 【登場人物-同盟軍イゼルローン方面軍】 ユリアン・ミンツ 曹長。ヤンの養子で一番弟子。スパルタニアンで出撃したり、帝国軍の作戦を見抜いたりと大活躍。 アレックス・キャゼルヌ 少将。イゼルローン駐留艦隊兼要塞司令官代理。 ヤンの留守を任されるが、実戦経験が少ないため、帝国軍相手に後手後手に回ってしまう。 ワルター・フォン・シェーンコップ 少将。「薔薇の騎士団」の前連隊長でイゼルローン要塞防御指揮官。キャゼルヌを支える。 オリビエ・ポプラン 少佐。ハートのエースの称号を持つ戦闘艇の撃墜王。 第1飛行隊隊長。 イワン・コーネフ 少佐。スペードのエースの称号を持つ戦闘艇の撃墜王。 第2飛行隊隊長。 ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ 客員中将。銀河帝国軍からの亡命者。 ダスティ・アッテンボロー 少将。イゼルローン駐留艦隊分艦隊司令官。旗艦はトリグラフ。 エドウィン・フィッシャー 少将。イゼルローン駐留艦隊副司令官。旗艦はアガートラム。 グエン・バン・ヒュー 少将。イゼルローン駐留艦隊分艦隊司令官。旗艦はマウリヤ。 【登場人物-自由惑星同盟軍】 ヤン・ウェンリー 大将。イゼルローン駐留艦隊兼要塞司令官。 ルビンスキーらの策謀により、ハイネセンへ呼び出される。 フレデリカ・グリーンヒル 少佐。ヤンの副官。ヤンについてハイネセンへ向かう。 事態の解明に奮闘するがうまくいかず、最終手段としてビュコック提督に頼り(OVAではベイの一味により拉致されかけるが)救われる。 ライオネル・モートン 少将。イゼルローンへ帰還する増援艦隊の一部隊を率いる。 元第9艦隊副司令官で、帝国領侵攻作戦では負傷したアル・サレム中将から指揮を引き継いで成果を出した。 ビュコック曰く「やり手の司令官」。 サンドル・アラルコン 少将。イゼルローンへ帰還するヤン艦隊の一部隊を率いる。旗艦はマルドゥーク。 艦隊指揮能力は階級程度には有能ではあったようだが、民衆と捕虜を虐殺した疑いで軍法会議にかけられたことがあり、ヤンも露骨に嫌悪の表情を見せていた。 OVA版では敵への攻撃に消極的(に見える)ヤンに対し不満を持ってた模様で、最後の方は「惰弱なヤン艦隊」と完全に見下していた。 マリネッティ、ザーニアル 准将。両名ともイゼルローンへ帰還する増援艦隊の一部隊を率いる。良い意味もしくは悪い意味で有名な上記2名と違い、ヤンはあまり知らなかった存在。 原作での出番はこの会戦のみだが、OVA版ではこの後も僅かながら登場する場面がある。 アレクサンドル・ビュコック 大将。宇宙艦隊司令長官。イゼルローンへ帰還するヤンに、辺境の艦隊を護衛に付ける。 【その他】 アドリアン・ルビンスキー フェザーン自治領主。 OVA版では「アムリッツァ星域会戦、救国軍事会議のクーデターで同盟が打撃を受けたので、今度は帝国に傷ついてもらってパワーバランスを維持しよう」との思惑が設定された。 ルパート・ケッセルリンク 自治領主付補佐官。 同盟政府に対し、借款の即時返済を促しつつ、ヤンの叛意を煽り査問会を開かせた。これにより会戦当初ヤンの不在という事態を生じせしめた。 【開戦に先駆けて】 作戦そのものとは無関係だが、宇宙歴798年/帝国歴489年1月、イゼルローン回廊の帝国側において、哨戒中だった同盟軍のアッテンボロー艦隊と、ケンプの部下のアイヘンドルフ分艦隊が鉢合わせとなる。 この時、アッテンボロー艦隊に配属されていたのは補充されたばかりの新兵であり、中にはスパルタニアンの搭乗資格を得たばかりのユリアン・ミンツの姿もあった。 同盟軍にとって不幸中の幸いだったのは、帝国軍のアイヘンドルフがヤンの存在を疑って一気に攻撃を仕掛けてこなかったことである。 戦闘開始から8,9時間後に、ようやく相手が素人の寄せ集めだと気付いたアイヘンドルフは攻撃に転じるが、その直後にヤンの本隊一万隻が到着したため、戦わずして引き上げた。 なお、ユリアンはこの戦いでワルキューレ3機と巡航艦1隻を撃墜するという、スパルタニアン初陣としては相当な戦果をあげていた。 その3か月後、帝国軍は要塞ガイエスブルクをイゼルローン回廊内へワープさせ、両軍は戦闘に突入する。 そう、皆さんお待ちかねの待ってなかっただろうが 帝国軍の大攻勢 ~ガイエスブルク要塞を添えて~ 無論突然億を越える大質量の物体のワープアウトはイゼルローン首脳部を騒然とさせた。 この情報は即座にハイネセンに流され、査問会中だったヤンは直ちにイゼルローンへ戻るように命令を下されるが、その航路は最短で4週間かかるものだった。 かくして戦いは始まる、要塞砲の打ち合いという前代未聞の幕開けによって…。 叛乱軍、いや同盟軍の諸君。小官は銀河帝国軍ガイエスブルク派遣部隊司令官ケンプ大将です。 戦火を交えるにあたり卿らに一言あいさつしたいと思っています。できれば降伏して頂きたいが、そうもいかんでしょう。 卿らの武運を祈ります… 【査問という名のリンチと腐敗極まる同盟】 一方、査問にかけられていたヤンは監視付きでの外出すら許されず、事実上の軟禁状態で遂に我慢が限界を超え、辞表を書いてそれを提出する機会を窺うことになる。 同じように、随行していたフレデリカもヤンとの面会を求めるも適わず、ならばと宇宙艦隊司令長官のビュコックに助力を請うが、恐るべき事実を知らされる。何と、救国軍事会議のクーデターで失墜した軍の信用を回復するという名目でトリューニヒトと彼に媚びを売る腐敗した政治家達が自分達の手下を軍に送り込む=軍の私物化という暴挙にまで及んだのである。 ビュコックはトリューニヒト閥から距離を取りながらその地位を保っていたが、これは彼がいなくなれば軍が回らなくなるからで、ビュコックとその支持者だけで軍の腐敗を止められるわけではない。 更には、ジョアン・レベロからは兵役させられている若者が富裕層や政財界の子息達は免除されているという不正を告発しようとした反戦団体『エドワーズ委員会』がそれをメディアに報道するように訴えてももみ消され、抗議デモすら憂国騎士団及びそれとグルの警察によって逮捕されるという有様=警察もマスコミも何もかもがトリューニヒト一派の手下となっていた。 民主共和制を謳う同盟がごく一部の権力者の私物と化す。これは正に、ルドルフの悪政そのものであった。既に同盟は民主主義とはうわべだけのトリューニヒト独裁政権と化していた。 査問会で、国防委員長のネグロポンティを始めトリューニヒトの手下達はアルテミスの首飾りの件を始め、あれやこれやとヤンの粗探しをして、国立自治大学のオリベイラはさも崇高に自信ありげにたっぷりと「戦争が活力と規律を生む」、「人間を精神的にも肉体的にも向上させるのは戦争」。戦争をこれでもかというほど賛美しており、要約すれば「戦争は良いことだから沢山やろう」といってきた。これまで正論と現実論を駆使してのらりくらりと躱してきたヤンもこれには我慢が出来なくなり、 素晴らしいご意見です。戦争で命を落としたり、肉親を失ったことのない人であれば、信じたくなるかも知れませんね。 まして戦争を利用し、他人の犠牲の上に自らの利益を築こうとする人々にとっては魅力的な考え方でしょう。ありもしない祖国愛をあると見せかけて、他人を欺くような人にとってもね。 自分達が嘘の祖国愛をいっていると思われたのか、ホワン・ルイ以外は全員が激怒するが… あなた方が口で言うほど、祖国の防衛や犠牲心が必要だとお思いなら他人にどうしろこうしろと命令する前に自分達で実行なさったらいかがですか? 例えば、主戦派の方々でもって愛国連隊でも作り、いざ帝国軍が攻めてきたら真っ先に敵に突進なさると良いでしょう。まずは安全な首都から最前線のイゼルローンへご住居を移されたらいかがです?場所は十分にありますが? 所詮は自分達は絶対に死なない安全な首都で市民に戦争を呼びかけて甘い汁を吸うことしかせず、現在の国の窮状すらまるで理解していない政治家達が実際に現場で苦労をさせられ、しかもその政治家達に邪魔までされている上に親友のジャン・ロベール・ラップを失ったヤンに戦争の是非やありようについて勝てるはずもなく、「そんなに戦争が良いことなら自分達でやれ」と反撃されてしまう。更に、ヤンは政治家達をこの上なく痛烈に非難する。 人間の行為の中で、何が最も卑劣で恥知らずか。それは権力を持った人間や権力に媚びを売る人間が安全な場所に隠れて戦争を賛美し、他人には愛国心や犠牲精神を強要して戦場に送り出すことです。 宇宙を平和にするためには、帝国と無益な戦争を続けるより先にその種の悪質な寄生虫を駆除することから始めるべきでしょう。 流石にこれはネグロポンティも寄生虫が自分達のことかと激昂するが、ヤンは それ以外に聞こえましたか? そう言ったのだから当然である。そして、言うに事欠いてネグロポンティは『品性そのものに告発する』などともはやヤンの国家への帰属意識すら査問の対象にすることをやめて、権力濫用に逃げる。ヤンは異議を申し立てるが、『発言を禁じる』、ならばヤンは「どういう根拠か」と言うが、説明を放棄して『秩序に従え』とまたも逃げる始末。 いっそ、退場を命じてもらえませんか?はっきり言いますがね、見るにも耐えませんし、聞くにも耐えませんよ。これも給料の内と思って我慢してきましたが、忍耐にも限度が… いよいよもう我慢が限界を超えたヤンが辞表を提出しようとした途端、緊急通信が入りネグロポンティ達は会議に入ってヤンはまたも辞表を出し損ねてしまった。 我々の成すべきところはかわらんだろう。ヤン提督に『イゼルローンへ戻って帝国軍を撃退しろ』。いや、『撃退してください』とお願いするのさ。 そう、ここに来てようやく帝国軍が要塞ごとイゼルローンへ攻めてきたことが伝わったのである。皮肉にも帝国はヤンを査問から助けてくれたのである。そしてホワン・ルイが言うとおり、宇宙艦隊司令長官のビュコックを行かせるわけにも行かず、ネグロポンティ達に選択の余地はなかった。 ここで、もしヤンが辞表を提出していれば政治家達は大喜びで受理していたが…その矢先に帝国軍が要塞ごと攻めてくる、等という破格の手段で移動するなどという事態が発生していたら、一体ネグロポンティらはどのような対応をしたかは不明。もっとも、ユリアンやフレデリカがイゼルローンにいる以上ヤンは出向いているし、何より同盟が滅亡したら給料も年金もなくなるので頭を下げなくてもヤンは行ってくれただろう。 【戦いの流れ】 戦いの火ぶたを切ったのはガイエスブルク要塞からの砲撃であった。 イゼルローンはキャゼルヌを司令官代理とし、ハイネセンへ敵の強襲を伝えると同時にヤンが来るまで防御に徹する作戦に出た。 ガイエスブルクはイゼルローンが要塞砲の射程距離に入るまで移動し、「ガイエスハーケン」を撃ち込む。 イゼルローンもこれに対抗し「トールハンマー」を撃ち、戦況は一時膠着した。 帝国軍は揚陸艦を出撃させ、要塞表面に工作兵と歩兵を上陸させ、内部から白兵戦によるイゼルローン制圧を目論むが、「薔薇の騎士団」の活躍により失敗。 しかしこれは作戦の序の口に過ぎず、数日後にケンプはミュラーに命じ、イゼルローンの後方に艦隊を移動させ、再びガイエスブルクを接近させる。 これによりイゼルローンは前方のガイエスブルク、後方のミュラー艦隊双方に挟み撃ちされる形となってしまう。 指揮を執るのが実戦経験の少ないキャゼルヌだったこともあり、同盟軍は後手後手の戦いを強いられた。 一方のミュラーは艦砲によってイゼルローン要塞の防壁に穴をあけ、そこにワルキューレと揚陸艦を突入させ一気に制圧する作戦に出る。 この時、イゼルローン要塞の防壁は初めて艦隊によって破られたこととなった。 キャゼルヌはポプラン、コーネフらスパルタニアン隊を発進させこれを迎撃するが、帝国軍有利の状況は変わらなかった。 そこで、同盟軍に亡命していたメルカッツ客員中将が、艦隊の指揮を提案しキャゼルヌもこれを容認する。 駐留艦隊は要塞を出撃し、要塞砲とは反対方向へ転進するが、ミュラーはこれを「トールハンマー」の射程圏内に誘い込む罠と考え、逆回りに進軍する。 しかしこれこそがメルカッツの作戦であり、ミュラー艦隊は各分艦隊とイゼルローンの浮遊砲台に包囲される形となった。 見かねたケンプの指示でアイヘンドルフ、パトリッケンの両分艦隊が出撃し、ミュラーの必死の防戦もあって辛うじて全滅は免れた。 この時、ケンプが功を焦っている様子は誰の目にも顕著に表れていたため、彼に叱責されたミュラーは「手柄を横取りするつもりでは」と疑念を抱くようになった。 その後は、キャゼルヌの防御指針とメルカッツら艦隊司令官の働きもあり、同盟軍は帝国軍の攻撃に対し善戦した。 ミュラーはその戦いぶりと、敵の捕虜の証言からヤン不在を疑い約3000隻を索敵、警戒として回廊内に配置したが、功を焦るケンプに却下されてしまう。 そうこうしている内に、ハイネセンからイゼルローンへ向かっていたヤン艦隊が援軍として到着する。 援軍の到着を見たケンプは、イゼルローン駐留艦隊とヤン艦隊を時間差で各個撃破する(ミュラーがさすがだ、と唸る)作戦を立てるが、その作戦はユリアンによって見破られてしまう。 駐留艦隊を抑え込んだと思った帝国軍はヤン艦隊のもとへ向かうが、ヤンは回廊の航行可能区域ギリギリまで艦隊を散開、(指揮デスクから落っこちて)帝国軍に肩透かしさせ、同時に包囲する。 さらにメルカッツが偽装退却を行って再出撃し、帝国軍は挟撃される形となって散々な被害を出すこととなった。 敵を撃ち滅ぼすことも回廊突破も不可能となったケンプがその時思い付いたのは、「ガイエスブルクをイゼルローンへぶつける」という突飛な発想だった。 しかし…… 気づいたな…だが遅かった 元々その作戦はヤンもラインハルトも折りこみ済みのことであり、予てよりその対策を講じていたヤンは、「前進中の」ガイエスブルクの稼働しているエンジン16基の内1基に全艦隊の斉射を叩き込む。 エンジンを破壊されバランスが崩れたガイエスブルクは艦隊を巻き込みながらスピンし始め、その隙にイゼルローンから「トールハンマー」を撃ち込まれ爆散した。 ケンプは要塞内で死亡、ミュラーも脱出時に巻き添えを食らい、旗艦リューベックの艦橋で肋骨4本を折る重傷を負った。 更にはガイエスブルクから脱出途中だった帝国軍将兵は勿論のこと、彼らを回収するためにガイエスブルク周辺に展開していた帝国軍艦隊もガイエスブルクの崩壊に巻き込まれる形となり、 結果、帝国軍はガイエスブルク要塞と艦隊15000隻、180万人の将兵を失うという大敗を喫することとなった。 何とか生き残ったミュラーはリューベック艦橋に医療ベッドを据え付けさせて指揮を執り、生き残った他の敗残兵たちを纏め上げて撤退していった。 我が軍は敗れたが、司令部は健在である。 司令部は、卿ら将兵全員を生きて故郷に帰すことを約束する。 誇りと秩序を守り、毅然として帰途につこうではないか…! 【戦いの後】 決着後、グエンとアラルコンの二提督が無断で5000隻を率いて敗残兵の掃討に向かったが、援軍に現れたロイエンタール、ミッターマイヤー艦隊に逆撃を加えられる形で全滅。 あとを追ってきたヤンを捕捉するもこれ以上の戦いは無用と判断し、お互いに撤退した。 ラインハルトも想定以上の大敗を喫することとなったが、戦死したケンプは上級大将に昇進し、ミュラーも罰を受けなかった。 シャフトは敗戦の責任には問われなかったが、汚職の罪によってケスラーに捕縛された。 これはルビンスキー一味が彼を用済みとみなしたために垂れ込みをいれた。(無論ラインハルトもわかっており、ケスラーにフェザーン側への監視強化を命じた) 完勝した同盟軍だが、ヤンはミッターマイヤーの予測に反して、風邪引いて寝込んだとさ。 【評価】 最終的には帝国軍の惨敗という散々な結末に終わった今回の戦役は結果はともかく、シャフトが要塞を移動させるという作戦計画段階から「戦術上の新発見や新発明を口実に出兵するのは本末転倒」等と、帝国内部では批判の声が多かった。 結論から言えば、今回の作戦は後の回廊の戦いと同じく、ラインハルトの軍事ロマンを満たすために行われたもので「いたずらに軍を動かし、無用・無益な出兵で国力や人命を浪費した」と酷評されている。 ロイエンタールに至っては「ケンプは使い捨てにされた」と、結果的に部下を捨て駒にしたラインハルトへの不信を微かに抱くようにもなった。 首席秘書官のヒルダは計画段階から「内乱の直後で民心も安定していないし、今は内政に専念しなければならない時期にわざわざ開戦を行う意味がない」とラインハルトに真っ向から反対している。 これらの批判に対してラインハルトは「自分には立ち止まることは許されない」というあまりに理性を欠いた感情論によって退けるに至っていた。 ラインハルトが出兵に賛成した原因の一つにはこの時期における彼の精神衛生面も影響しているとされる。 前年のリップシュタット戦役において彼は無二の親友であったキルヒアイス上級大将の不慮の死に続けて姉、アンネローゼ・フォン・グリューネワルトまでとも離別する破目になり、自らの精神的支柱を一度に失ったラインハルトは 「戦い続け、勝ち続け、征服し続けることでしかこの喪失感を埋めることはできない」 「自由惑星同盟にはヤン・ウェンリーという有能で強大な敵がいる。彼と戦いたい」 という欲求を満たそうとしていたのが最大の動機になり、結果として同盟と和平や外交を行うという選択を捨てることになってしまった。 ミッターマイヤー、ロイエンタールは 「キルヒアイスさえ生きていれば、このような無用な出兵を止めてくれたに違いない」 と語っており、彼の喪失による影響があまりにも大きかったことを実感させた。 【余談】 戦いそのものは派手だが戦略的意義に乏しいため、道原版コミカライズではばっさりカット。 アニメ版では流体金属装甲という独自設定を巧みに活かした攻防戦が映像化され、特に要塞の大重量を活かした作戦(相対する正面側は互いの重力で金属層が厚くなり主砲の被害を軽減、反対側は逆に薄くなったためミュラー艦隊の攻撃を許した)は賞賛された。 藤崎版コミカライズではアニメ版準拠の設定を流用しつつ、ミュラーとケンプの関係をより深く描写。 ケンプの株は大きく回復されており、功を焦っていた面はあったにせよ、指揮官としての能力や公明正大さは決して損なわれていなかったように演出されている。 さらにフェザーンの暗躍により、移動要塞技術が取引の材料とされ(採用しなければ同盟側に技術を売る)ラインハルトが作戦を実施せざるを得ない状況をうまく構築した。 新アニメ版では流体金属層に実体弾を撃ち込んで波を起こすことで浮遊砲台を封じると共に、旧アニメ版では描かれなかった要塞通路内での白兵戦も行われた(旧アニメ版では流体金属層の上でホバーバイクのようなメカに乗ったまま戦っていた)。 before救国軍事会議のクーデター/リップシュタット戦役 nextラグナロック作戦 銀河の追記、修正がまた1ページ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- コメント欄 常識は大切なんだけど、固定観念に凝り固まると柔軟な判断力を失うという教訓の戦いだね。 -- 名無しさん (2014-08-16 11 16 06) ケンプ♥ミュラー回廊 -- 名無しさん (2014-08-16 18 12 31) ↑ウホッ -- 名無しさん (2014-08-22 19 24 52) 漫画版では省略されました確かに不要な話ではあるんだけど -- 名無しさん (2014-09-30 10 44 22) ケンプ「私にいい考えがある!」 -- 名無しさん (2015-11-14 15 52 08) 自由同盟軍のサブキャラの活躍が面白い -- 名無しさん (2016-06-15 09 40 42) 同盟はヤンが不在ということをばれないように戦ってたからね。 -- 名無しさん (2016-06-15 09 44 43) OVAでの面白さはガチ。登場人物がとにかく忙しそうでいい勝負してるしね -- 名無しさん (2016-08-20 02 40 12) というかラインハルトも、「到着したらいきなりガイエスブルグをぶつけろ」って指示しなかったのかな? 「ケンプならそのくらい気づくだろう」と思っていたんだろうか? -- 名無しさん (2017-06-26 07 05 41) そういえば、ヤンはユリアンたちに、「ガイエスブルグが突っ込んできたら、エンジンの一つに集中攻撃して潰して制御不能にしろ」って策を、あらかじめ伝えてあったのかな? もし伝えてなければ、ユリアンがそれにひらめかない限り、開幕ガイエスブルグ突撃で、イゼルローンは詰んでいたと思うんだが。 -- 名無しさん (2019-03-08 14 00 41) ほあああああいう -- 名無しさん (2020-01-22 09 31 30) 帝国領侵攻作戦並みにガバガバなプランで実行したよな -- 名無しさん (2020-01-22 13 57 19) まぁ考えてみれば、『要塞をぶつけて敵要塞を破壊する』なんて、ヤンかラインハルト級の天才か、バカか、狂人ぐらいしか思い浮かばないよな。まさに、『馬鹿め、それが常識にとらわれているのだ』という奴か。 -- 名無しさん (2020-01-22 16 49 51) 待てよ、ということは、アクシズをぶつけて、ア・バオア・クーを破壊したハマーン様は、ヤン・ラインハルト級の天才ということに……まぁ、ハマーン様なら仕方ないな。ガンダムWの五博士(ピースミリオンをリーブラにぶつけた)?知ら管 -- 名無しさん (2020-01-22 16 52 30) 「要塞をワープさせ」さらりと流されてるがとんでもないことを ワープだとどれだけの質量をどこまで運べるのか 他の作戦に応用できそう -- 名無しさん (2020-08-19 03 02 02) ぶっちゃけフジリュー封神演義の仙界大戦の 相互砲撃→要塞ぶつける はこれのオマージュだと思ってるし、それくらい好きだからこそフジリューにコミカライズの話来たんだと勝手に思ってる。しらんけど。 -- 名無しさん (2020-08-22 03 12 27) 個人的にはロイエンタール、ミッターマイヤーに続く前線指揮官の選定だったんだと思う(ビッテンフェルトはアムリッツァでミソつけてるから除外された?) -- 名無しさん (2020-09-01 00 49 22) 〇〇〇「来いよ、ヤン・ウェンリー。ヒューベリオンなんか棄ててかかってこい! -- 名無し (2020-11-23 20 18 32) 結局のところ、この戦いは後の回廊の戦いと同じでラインハルトの軍事ロマンやフラストレーションを満たすための無駄な戦いに過ぎないんだよね。 -- 名無しさん (2021-04-24 13 09 14) ラインハルト云々抜きで五世紀も民主主義殺戮が半ば国是と化してる国ですからねぇ -- 名無しさん (2021-10-25 12 03 40) ↑×3 ベネ〇ト大尉「へへへっ…ガイエスハーケンなんざ怖かねぇ。艦艇のビーム砲もミサイルもな。そんな飛び道具なんか怖かねぇ!!野郎オブクラッシャー!!!」 -- 名無しさん (2022-02-11 21 38 29) シャフトの自由惑星同盟へのディすりとか見てると民主主義の存在自体が許さないって感じだしな。ラインハルトも帝国人の精神は変えられなんかだか -- 名無しさん (2022-05-16 09 44 04) ↑6 ビッテンフェルトは良くも悪くも「黒色槍騎兵を率いる猪突型前線猛将」と言う立場が固まり過ぎて(本人もそれ以外の自分を考えられなさそう)、殊更見極めが必要という状況ではないからではないか? -- 名無しさん (2022-05-16 09 52 42) 要塞に要塞ぶつけるより小惑星にエンジンつけてぶつけた方が安上りだと思う -- 名無しさん (2022-08-10 16 56 36) ↑それは散々言われているけど、単に小惑星等にエンジン付けてぶつけるだけでは、駐留艦隊の妨害・阻止行動やトールハンマー含むイゼルローン自体の防禦火器で撃破されたり、突入コースをずらされるのがオチだろ。更に質量を破壊力に転化する為の充分な加速を得る為の空間が狭隘なイゼルローン回廊に有るとは言えんし -- 名無しさん (2022-12-26 16 26 19) 例えケンプやミュラーが「ガイエスブルグごとぶつけよう」と思ったとしても、「現場裁量でそこまでやっていいの?」ってなる方が普通で、「宇宙戦艦ヤマト」のドメル将軍みたいなオチになることだってあり得た。ラインハルトがもし本気なら「別にぶつけてしまってもいいぞ」位言い含めてやらなきゃいけなかった。 -- 名無しさん (2023-01-24 10 19 34) 名前 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イゼルローン総軍とは自由惑星同盟軍に設置された七つの総軍の一つ。銀河帝国との最前線を管轄する。 概略1 結成 2 陣容2-1 司令部メンバー 2-2 実戦部隊 3 経緯 概略 1 結成 ラグナロック戦役の直後から、総軍制の導入は論じられていた。(88話) 宇宙歴802年、トリューニヒト政権の同盟軍再編により、イゼルローン総軍の設置が決定された。 2 陣容 第一辺境総軍は七つある総軍の中で対帝国戦を想定した部隊である。主力となるのは、第四艦隊・第六艦隊・第一三艦隊・第八地上軍であり、その他独立艦隊が所属する。またイゼルローン要塞の守備に当たるイゼルローン要塞艦隊及びイゼルローン要塞軍集団も指揮下に入る。 2-1 司令部メンバー イゼルローン総軍司令官 ヤン・ウェンリー宇宙軍元帥 イゼルローン総軍 主席副官 クレメンテ宇宙軍大佐 イゼルローン総軍 副官付 ユリアン・ミンツ宇宙軍准尉(第七幹部候補生養成所へ入所) イゼルローン総軍副司令官 ヨハネス・オイラー宇宙軍大将(国防調整会議副書記へ転出) →エリック・ムライ宇宙軍大将(教育総隊司令官へ昇進) → 不明 イゼルローン総軍副司令官 イム・ソンジン地上軍大将 イゼルローン総軍参事官 不明(おそらく警察官僚の出向) イゼルローン総軍軍参謀長 フョードル・パトリチェフ宇宙軍大将(第一艦隊司令官へ昇進) イゼルローン総軍宇宙担当副参謀長 セシリア・ハンフリーズ宇宙軍中将 役職不明 レスリー・ブラッドジョー宇宙軍少将 役職不明 カンダガワ少将 役職不明 ロザリンド・フォン・ヴァルケ宇宙軍准将 2-2 実戦部隊 第四艦隊司令官 スカーレット・ジャスパー宇宙軍大将 第六艦隊司令官 エリック・ムライ宇宙軍大将(イゼルローン総軍副司令官に昇進) →カール・フォン・ゾンバルト宇宙軍大将 第一三艦隊司令官 ヤン・ウェンリー宇宙軍元帥 第八地上軍司令官 ランドン・フォーブズ地上軍大将 イゼルローン要塞艦隊司令官 ダスティ・アッテンボロー宇宙軍大将 イゼルローン要塞軍集団司令官 ワルター・フォン・シェーンコップ宇宙軍大将(陸戦隊総監に昇進) →アルツール・フォン・シュトライト宇宙軍大将 第五一独立分艦隊司令官 オーギュスト・ダロンド宇宙軍中将 第五三独立分艦隊司令官 ルーカス・マイアー宇宙軍中将 ティアマト星域軍司令官 アリダ・アダーニ地上軍中将 3 経緯
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難攻不落のイゼルローン要塞。 同盟きっての名将ヤン・ウェンリーがわずか半個艦隊で要塞の攻略に乗り出したが・・・・・・ 04-1 ゼークト出撃 時に帝国暦487年5月13日。 ヤン・ウェンリー率いる同盟第十三艦隊が イゼルローン回廊に突入。 これを迎い撃つべくイゼルローン要塞からゼークト大将が出撃する。 行動:-2 資金:+16 獲得経験値:+4 大成功条件:ゼークト(リーダー) 報酬品: 04-2 友軍からのSOS イゼルローン回廊にヤン艦隊が侵入した。 イゼルローンより駐留艦隊が迎撃に出撃したが、 その時・・・・・・。 行動:-2 資金:+18 獲得経験値:+4 大成功条件:ゼークト(リーダー) 報酬品: 04-3 魔術師の奇策 救助した味方巡洋艦には敵兵が乗っていた! 捕縛を逃れた幕僚が要塞の奪取を阻止すべく 要塞機能に緊急ロックをかけるが・・・・・・。 行動:-3 資金:+26 獲得経験値:+6 大成功条件:陸戦兵(キャラクター) 報酬品: 04-4 薔薇の騎士 侵入した敵兵は悪名高き同盟の陸戦部隊、 薔薇の騎士連隊(ローゼンリッター)の精鋭であった。 要塞が封印されたと見るや、 彼らはメインコンピューターの奪取へとその目標を切り替える。 行動:-3 資金:+28 獲得経験値:+6 大成功条件:陸戦兵(キャラクター) 報酬品: 04-5 無謀なる突撃 イゼルローン要塞は内部より同盟軍に奪取された。 引き返してきたゼークト大将は、幕僚オーベルシュタインの 進言に耳を貸そうともせず、無謀な攻撃命令を下すのだった。 行動:-3 資金:+28 獲得経験値:+6 大成功条件:ゼークト艦(サポート) 報酬品: 04-6 イゼルローン失陥! イゼルローンの主砲「トールハンンマー」の一撃で ゼークト艦隊は半壊した。 わずかに残った艦隊が同盟軍の攻撃をかいくぐりながら 回廊の出口へと殺到する。 クエスト内容:イゼルローン要塞からの撤退戦 キークエスト属性:その他 行動:-12 資金:+110 獲得経験値:+26 大成功条件:オーベルシュタイン(キャラクター) 報酬品:ゼークト 追加クエスト 04-1 ヤン艦隊 時に帝国暦487年。アスターテで友軍を 敗戦から救ったヤンに、イゼルローン攻略の 指令が下る。 難攻不落の要塞を相手に知将ヤンは・・・・・・。 行動:-4 資金:+34 獲得経験値:+8 大成功条件:イゼルローン要塞/帝国(サポート) 報酬品:ゼークト艦 04-2 付け入る隙 難攻不落で知られるイゼルローン要塞。 だが、要塞指令のシュトックハウゼンと駐留艦隊司令 ゼークトは犬猿の仲であり、内部は決して一枚岩 とは言えなかった。 行動:-4 資金:+34 獲得経験値:+8 大成功条件:シュットクハウゼン(リーダー) 報酬品:ケルンテン 04-3 ヤン艦隊、イゼルローンへ 時に帝国暦487年5月13日。 ヤン・ウェンリー率いる同盟第十三艦隊が イゼルローン回廊に突入。 これを迎い撃つべくイゼルローン要塞からゼークト大将が出撃する。 行動:-5 資金:+44 獲得経験値:+10 大成功条件:ゼークト(リーダー) 報酬品:ワレンシュタイン 04-4 友軍からのSOS ゼークト大将の出撃と前後し、友軍の 巡航艦からSOSが入る。 イゼルローン要塞の司令官シュトックハウゼン大将は 敵追撃部隊を追い散らかすよう命じるが・・・・・・。 行動:-3 資金:+28 獲得経験値:+6 大成功条件:トールハンマー(サポート) 報酬品:クルト 04-5 魔術師の奇策 救助した味方巡航艦は罠だった。 同盟の悪名高き薔薇の騎士連隊により、 イゼルローンは占領されてしまう。 行動:-5 資金:+46 獲得経験値:+10 大成功条件:イゼルローン要塞/帝国(サポート) 報酬品:トニオ 04-6 イゼルローン失陥! イゼルローンの主砲「トールハンンマー」の一撃で ゼークト艦隊は半壊した。 わずかに残った艦隊が同盟軍の攻撃をかいくぐりながら 回廊の出口へと殺到する。 クエスト内容:イゼルローン要塞からの撤退戦 キークエスト属性:その他 行動:-16 資金:+148 獲得経験値:+34 大成功条件:オーベルシュタイン(キャラクター) 報酬品:ゼークト 03 カストロプ動乱 05 雌伏の時
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イゼルローン島 フィーリアが発見した大きな無人島。 未発掘の遺跡が数多く隠されている。 島の南方の湾岸の平地に学園が建設した要塞がある。 現在:2つの遺跡を探索済み。1つの遺跡を発見 (エピソード紹介) 記憶をなくしたお姫様 ストーリー 湖畔の遺跡を探索していた冒険者だが、そこで病的に白い娘が眠る棺を見つける。 彼女は古代王国の生き残り、アイリアといった。 記憶が無い上に、魔法が使用できない(精神は消費する)事が判明した。 その原因は魔法による呪いが原因だった。 フィーリアは解呪を試みることなく、 「私には・・・いえ、この世界に生きる何人たりにもこの呪いは解けないでしょう。 しかし、赤い鍵と青い錠前と緑の鎖を見つければ解けるそうです。」 こうして、地下に沈んだアイリアの城の残骸の遺跡を探索して3つのキーパーツを探すことになるのでした。 あのサルをぶっとばせ! ストーリー (ミッション あのサルをぶっとばせ) どうも、あの忌々しいサルどもが許せない。生意気すぎる首狩りサルの犠牲になった、レンジャーズ 首防御用防具を付けたのに、あてつけのように胴体ばっかり攻撃してきた。 とうとう、我慢も限度を超えたので、大々的にあのサルをぶっとばす事にした。 シド達と、命令無視で飛び出したビッテンフェルトたちが、サルを片っ端から殺戮して サルをほぼ絶滅させるほどぶっとばして 探検探索がしやすい島になった。 そして最後の2匹がバーサーカーになって襲い掛かったが、そいつらも倒して、 フォーセリア上から首狩りサルは絶滅した。 イゼルローン要塞 無名学園所有の前線基地。 頑丈な防壁と、強力なバリスタによる防壁を備えている。 武装 バリスタ5台 重投石機1台 常駐スタッフ □要塞防御スタッフ ワルター・フォン・シェーンコップ 3年戦士科 グリーンベレー部部長(防御指揮・探索指揮担当) グリーンベレー部 ローゼンリッターチーム(要塞砲担当) グリーンベレー部 シュワルツランツェレイターチーム(近接戦闘担当)(隊長:ビッテンフェルト(3年)) □保安スタッフ 武装風紀委員 持ち回り制 □救護スタッフ 保健委員会 持ち回り制 □レポート支援スタッフ 新聞部 持ち回り制 □施設スタッフ 建築部(非常任) □島内探索スタッフ スーパーレンジャーズ6 セシリア海賊団 イゼルローン要塞の反対側に位置する崖に設営してある海賊の根城。 外洋武駆逐艦「ユリシーズ」を擁している。 規律に厳しく、力なき者達に優しい。 今は密売や非合法なものを販売している商船のみ襲っている。 義賊的振る舞いをしているがその呼称は好まざるところらしい。 船長 ”南海の猛女”セシリー 本名:セシリア=マクドゥガル 経歴不明の、船長。 高いレベルのファイターとセイラーを持ち、 明るくて陽気な女船長。 NPC アイリア 遺跡で発見した古代人の娘。 付与魔術の一門で、高い才能を持ち、魔晶石がなくても魔法を自在に操れたらしい。 何らかの原因で魔法が使えなくなっている。 記憶が抜け落ちている部分がある。 体が弱く生命力が低い。 言語:上位古代語 下位古代後 古代地方語 エルフ語 ドワーフ語 島の希少な植物 マウナケヤパララピロロローズ (青いバラ) 世界でも希少なバラで 煎じて飲むと精神的リラックスの効果があり 精神に属する魔法への抵抗が飲んでから12時間だけ+1されます マウナケラポロロパララローズ (青紫のバラ) 世界にも希少なバラで 青いマウナケヤパララピロロローズと間違えられがちだが 煎じて飲むと発狂こす猛毒です。 効果的にはインサニティが12時間かかった状態になります 毒性値:難易度で5 保存は3日 テンバンショーフラワー(全部真っ赤な花) 食べると2時間気分が高揚して眠れなくなります。 効果中は眠る効果のあるもの抵抗に+1するほか 攻撃力+1 回避力ー2の効果があります メルティミルキーココナッツ 世界で希少な椰子の実で すごく甘くて美味しいんだが、強力な催淫性もあり、 殻もとても固いことが有名のココナッツ 人にぶつけたくらいでは割れない 打撃力15のロック扱い 15kg 毒性値:難易度で5 保存は半永久的に 腐って腹壊しても知らないけど 島にいる生物たち ジャイアントエレファント モンスターレベル=6 知名度=13 敏捷度=8 移動速度=10 出現数=数体~数十体 出現頻度=まれ 知能=動物並 反応=中立 攻撃点=鼻:14(7)/踏みつけ:12(5) 打撃点=15/19 回避点=11(4) 防御点=11 生命点/抵抗値=30/17(10) 精神点/抵抗値=10/13(6) 特殊能力=体当たり(攻撃点=13(6) 打撃点=17 30メートル直線移動し、途中に居る者全てにこれを行う この行動中回避点は7(0)になる) 生息地=イゼルローン島、密林、草原 言語=なし 知覚=五感 体長15メートルにも及ぶ巨象です。5mクラスの巨人でさえも騎乗することが可能です。 首狩りサル モンスターレベル3 知名度=13 敏捷度=16 移動速度=20 出現数=単独 出現頻度=まれ 知能=人間なみ 反応=敵対的 攻撃点=爪:10(3) 打撃点=14 回避点=10(3) 防御点=9 生命点/抵抗値=12/10(3) 精神点/抵抗値=14/10(3) 特殊能力=奇襲(危険感知の目標値12) 生息地=イゼルローン島 言語=サル語 知覚=五感(暗視) 外見はサルによく似ています。姿を消して木の枝からぶら下がり、下を通過する者の首を切り裂きます。 頭がよく、小ばかにして挑発しますが、チキンなのでピンチだと逃げ出します。 シェーンコップらの怒りを買い、掃討作戦により、ほぼ絶滅してしまいました。 タンノくん 陸上適応のある魅了をするマーマン http //gangan.square-enix.co.jp/onthenet/contents/up_image/200304112.JPG
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登録日:2012/09/12(水) 10 01 04 更新日:2022/09/21 Wed 01 03 13NEW! 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 ガイエスブルク要塞 リップシュタット戦役 大艦巨砲主義 ←どころか意外に斬新兵器 宇宙要塞 移動要塞 要塞 銀河英雄伝説 『ガイエスブルク要塞』とは、大河SF小説『銀河英雄伝説』作中に登場する架空の人工天体である。 銀河帝国が持つ要塞で直径およそ45km、収容艦艇16000隻、主砲高X線ビーム砲「禿鷹の鉤爪(ガイエス・ハーケン)」の出力は7億4千万メガワット。 イゼルローン要塞に比べれば一回り小さいものの、その戦力はイゼルローン要塞に匹敵する。 自由惑星同盟にイゼルローン要塞が奪われてからは、帝国内における最大最強の軍事要塞である。 建造された時期や経緯は不明だが、OVA版の「かつてはイゼルローン要塞と同じく流体金属で覆われていたが、年月の経過で蒸発しところどころ内部構造がむき出しになっている」という設定に従えば、少なくとも帝国暦454年(イゼルローン要塞建造開始)以前に建造されたと思われる。 本編においては、帝国内の大規模な内戦・リップシュタット戦役の折、リップシュタット連合軍が接収しその本拠地とした。 その後相次ぐ敗北と将兵の叛乱により実質的に連合軍が崩壊し、連合軍盟主であるブラウンシュヴァイク公オットーは「自決」(実際は部下により強引に毒薬を入れたワインを飲まされた)。 内戦が終結するとローエングラム侯側に空け渡された。 が、その後ガイエスブルグ要塞で行われた捕虜引見の際、ラインハルト暗殺を目論んだブラウンシュヴァイク公の元部下・アンスバッハによりキルヒアイスが殺害されるという悲劇の舞台ともなった。 その後第8次イゼルローン要塞攻防戦に使用され、イゼルローン要塞との戦闘に利用される。 この時帝国軍科学技術総監のアントン・ヒルマー・フォン・シャフト技術大将の提案に基づいてワープエンジンと通常空間用エンジンが各12基ずつ装備した移動要塞に改造され、戦闘に投入された。 そのため要塞自体に推進力がありイゼルローン要塞に接近、引力でイゼルローン要塞の表面の流体金属を引き寄せ(いわば流体金属の「引き潮」を起こしたわけである)、ガイエスブルク側のビーム砲やトール・ハンマーを封じつつ、薄くなった背後から帝国艦艇が攻撃するという戦法が主にとられた。 が、同盟側が善戦し、その上政府に首都星ハイネセンに呼び出されていたヤン・ウェンリーが帰還。 ついに最終局面でイゼルローン要塞に特攻をかけたが、エンジンの一つを一点集中攻撃で破壊されて推進軸をずらされて特攻は失敗する。 挙句の果てに随伴していた駐留艦隊を巻き込んで制御不能の急スピン状態に陥ってしまい、そこにイゼルローン要塞の要塞砲を撃ち込またことが決め手となり、核融合炉が崩壊。 こうして、ガイエスブルク要塞は要塞内部の将兵はもちろんのこと、駐留艦隊も含む多くの帝国将兵を道連れに爆発・崩壊した。 帝国側の損害は総司令官カール・グスタフ・ケンプ提督が戦死。 副司令官ナイトハルト・ミュラー提督も重傷を負い、そしてガイエスブルグ要塞を始めとした総兵力の9割を喪失するという、まごうことなき大敗であった。 この大損害の一因は崩壊するガイエスブルグ要塞内部での帝国軍将兵どうしでの殺し合い(脱出手段をめぐってのもの)であるだろう。 この戦いの後、帝国軍はコストや手間の割に使い勝手が悪い移動要塞を使用した作戦は行ってはいない。 なお、上記の流体金属関連の設定や戦法はOVA版オリジナル。 原作ではイゼルローン要塞とさほど変わらない球形の宇宙要塞とされている。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 兵站の観点から見るにもっと評価されるべき有効な斬新兵器だと思う。 銀英伝の軍人たちは、移動要塞の利便性を重視しないのかな~ -- 松永さん (2013-06-03 22 25 13) そもそもこの要塞がイゼルローンに匹敵するというのはアニメ版のオリジナルなのでその辺を察していただければと -- 名無しさん (2013-10-20 20 53 27) ↑嫌でも イゼルローン要塞も 液体金属装甲やら浮遊砲台やらでチート化してまったしな 原作通りのガイエだと勝ち目薄くなる -- 松永さん (2013-10-20 21 44 05) 銀英伝は科学技術やら軍事やらを描きたかったわけじゃないから、要塞の利点云々はあまり重視されなかったんじゃないの? -- 名無しさん (2014-01-20 19 06 53) ミュラーが目立ち始めた戦いでもある あと銀英伝は群像劇として書いたものだし、戦術とかSF面での整合性は気にしない方がいいな。ファンだけどそういう面では穴は多いと思う -- 名無しさん (2014-03-21 00 12 33) この規模の要塞建設に幾らと何年掛かると思っているんだw -- 名無しさん (2014-05-16 17 39 24) 初っぱなからガイエスブルクを質量兵器としてぶつければイゼルローン落とせてたんだっけ -- 名無しさん (2014-05-16 18 00 35) ↑艦隊がでていなければ要塞の推進装置を狙い撃ちできないからじゃないか?てか最初っからその発想ができるのはなかなかいないが・・・。 -- 名無しさん (2014-07-12 10 25 14) ↑2 ヤンがいない間にその方法とってたら同盟軍側は詰んでたかもしれないんだよなぁ。ユリアンあたりが対策に気づくかもしれないけど。 -- 名無しさん (2014-07-12 10 42 02) ↑9 銀英伝二次創作の1つで移動要塞化したイゼルローン要塞が猛威を振るっていたねー。ヤンの戦略構想と見事に合致していて、キルヒアイス生存で原作よりも強化されている帝国軍を手玉に取ってた。 -- 名無しさん (2014-07-12 10 53 22) もし司令官が面倒くさがりだったら、速攻ぶつけてた気がする。「もういい!もうたくさんだ!要塞ごと破壊する!」 -- 名無しさん (2014-08-13 21 25 47) あの摩訶不思議空間イゼルローン回廊にすごい要塞があるから無敵たりえたわけで、適当なところにあったらそこまでの防御力があるかどうか・・・。そもそも、あの摩訶不思議空間によく要塞を運んでこれたよな。 -- 名無しさん (2014-09-28 22 05 47) 漫画版で戦いが丸々削られてるのはどういうことなの -- 名無しさん (2014-09-29 19 04 44) 最初からヤンがいたらこの要塞もゲットみたいなことが起きてたんだろうか? -- 名無しさん (2016-05-03 17 52 42) ↑2言っちゃ何だけど、多分ストーリー上そこまで重要な回じゃないから省かれたんだと思う。 -- 名無しさん (2020-04-19 08 15 26) ↑2 -- 名無しさん (2020-04-19 08 19 36) ↑ミス ↑3さすがに油断しきった無能の懐に上手く入り込めたのと、戦闘中の精鋭が揃っている要塞とでは難易度が違い過ぎるだろ……乗っ取りしてる余裕なんて無かったと思うぞ -- 名無しさん (2020-04-19 08 21 39) はやぶさ方式でエンジンの主軸をずらしておけば大丈夫だったのか… -- 名無しさん (2020-04-19 08 24 04) 遠征用の要塞都市でもあるイゼルローンと違ってこれはあくまで局地的の軍事基地だから、自給自足能力は無いんだよね。だからヴェスターラントなりから物資を集めていたわけで。そういった意味じゃイゼルローンよりは単独じゃ長期戦には不向きなのよね。 -- 名無しさん (2021-01-18 01 29 15) そもそも各惑星からこの包囲してる要塞に物資が届く時点でお察しな戦力だから〃〃負けたのが奇跡やで -- 名無しさん (2021-10-24 22 39 12) イゼルローン要塞と真っ向撃ち合い出来るほど強力な要塞なのに「いつ、だれが、何の為に」帝国領内の僻地なんかに作ったのかよくわからないという、なあその辺適当よな。 -- 名無しさん (2022-05-09 14 38 41) 元々銀河帝国軍の任務は国内の民主主義勢力の殲滅だし、内地に要塞を作るのは理解はできる -- 名無しさん (2022-05-09 19 16 56) いつ頃できたのかは知らないけど、流体金属がハゲてるから少なくともイゼルローンよりは前なんじゃないかな? イゼルローンのプロトタイプということも考えられる。 -- 名無しさん (2022-05-09 19 21 13) こんな人口天体要塞を建造してまで民主主義狩りをしたかった国家革新同盟政権はガチくるっている -- 名無しさん (2022-05-09 19 34 13) 要塞に要塞ぶつけるより小惑星にエンジンつけてぶつけた方が安上りだと思う -- 名無しさん (2022-08-15 10 18 11) なんかリツプシユタット戦役時のローエングラム艦隊によるこの要塞への封鎖が機能してないようなんだが、やっぱり宇宙で要塞の包囲とか物理的に不可能なことなのかな -- 名無しさん (2022-08-15 10 50 06) 首都星ハイネセンのあるバーラト星系になぜ直接ワープして侵攻しなかったのか原作では特に説明はない。後に作者の田中芳樹氏によれば、直接ハイネセンにも行けるが、話の展開の都合上それはしなかったらしい。 -- 名無しさん (2022-09-21 01 03 13) 名前 コメント
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はじめに 準備 一方向関数とランダムオブジェクト 公開鍵暗号 IDベース暗号 属性ベース暗号 検索可能暗号 デジタル署名 認証プロトコル ストレージ証明 鍵共有プロトコル コミットメント 汎用的結合可能性 Obfuscators 暗号的クラウドストレージ 文献 演習問題 by 有田 正剛
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公開鍵暗号とその安全性定義識別不可能性選択平文攻撃に対する識別不可能性 選択暗号文攻撃に対する識別不可能性 頑健性 安全な公開鍵暗号の構成選択平文攻撃に対し識別不可能な公開鍵暗号の構成トラップドア置換にもとづく構成 エルガマル暗号 ランダムオラクルモデルにもとづく構成 適応的選択暗号文攻撃に対し識別不可能な公開鍵暗号の構成ジェネリックな構成 ランダムオラクルモデルにもとづく構成CCAinRO 平文検査攻撃における一方向性 REACT 双子エルガマル暗号 ランダムオラクルモデルを必要としない構成Cramer-Shoup暗号 Camenish-Shoup暗号 タグベース暗号タグ選択暗号文攻撃に対する識別不可能性 タグベース暗号から公開鍵暗号への変換 タグ選択暗号文攻撃に対し識別不可能なタグベース暗号の構成判定線形仮定 判定線形仮定にもとづくタグ選択暗号文攻撃に対し識別不可能なタグベース暗号 公開鍵暗号とその安全性定義 公開鍵暗号とは効率的な確率的アルゴリズムの3つ組(Gen, Enc, Dec)である: (pk, sk) ← Gen(1n) c ← Enc(pk, m) m ← Dec(sk, c). 完全性(completeness)条件として、メッセージ空間Mに含まれる全てのメッセージmについて Pr[ (pk, sk) ← Gen(1n), c ← Enc(pk, m), m ← Dec(sk, c) m = m ] = 1 を要求する。 識別不可能性 選択平文攻撃に対する識別不可能性 暗号文がメッセージのどのような部分情報も漏らさないとき、その暗号は識別不可能であるという。 より正確に定義するために、公開鍵暗号Π=(Gen,Enc,Dec)とそれに対する攻撃者Aについて以下の試行を定義する: 試行 CPAΠ,A(n) (pk, sk) ← Gen(1n) pkを入力として攻撃者Aを起動する。 Aから同じ長さの2つのメッセージからなるチャレンジクエリ(m0,m1)を受け取ったら(チャレンジクエリは一度のみ許される)、 0または1をランダムに選択し、bとする。 mbをpkで暗号化し、c*をえる: c* ← Enc(pk, mb)。 c*をチャレンジクエリに対する応答として返す。 Aが出力b で終了したら、b =? b の1ビットを出力とする。 定義(IND-CPA) 公開鍵暗号Πが選択平文攻撃に対し識別不可能(IND-CPA)であるとは、 任意の効率的な撃者Aについて、その識別利得 | Pr[ CPAΠ,A(n) = 1 ] - 1/2 | がネグリジブルであることをいう。 (確率Pr[ CPAΠ,A(n) = 1 ]をAの成功確率と呼ぶ。) もしも、暗号文c*からもとのメッセージの情報が漏れていれば、それを用いて攻撃者Aはもとのメッセージがm0なのかm1なのか、 推測できるはずである。 選択暗号文攻撃に対する識別不可能性 公開鍵暗号を通信環境におけるアプリケーションで利用するためには、 「復号オラクル」を用いることができる、より強力な攻撃者を想定する必要がある。 公開鍵暗号Π=(Gen,Enc,Dec)とそれに対する攻撃者Aについて以下の試行を定義する。 試行 CCAΠ,A(n) (pk, sk) ← Gen(1n) pkを入力として攻撃者Aを起動する。 Aから同じ長さの2つのメッセージからなるチャレンジクエリ(m0,m1)を受け取ったら(チャレンジクエリは一度のみ許される)、 0または1をランダムに選択し、bとする。 mbをpkで暗号化し、c*をえる: c* ← Enc(pk, mb)。 c*をチャレンジクエリに対する応答として返す。 Aから復号クエリcを受け取ったら(復号クエリは何度でも許される)、 (c*がすでに定義されていて) c = c* なら⊥を応答する。 c = c* でないならば、その復号結果m ← Dec(sk, c)を応答する。 Aが出力b で終了したら、b =? b の1ビットを出力とする。 定義(IND-CCA2) 公開鍵暗号Πが適応的選択暗号文攻撃に対し識別不可能(IND-CCA2)であるとは、 任意のPPT攻撃者Aについて、その識別利得 | Pr[ CCAΠ,A(n) = 1 ] - 1/2 | がネグリジブルであることをいう。 (確率Pr[ CPAΠ,A(n) = 1 ]をAの成功確率と呼ぶ。) 適応的選択暗号文攻撃では、 攻撃者Aは、チャレンジャーから受け取った暗号文c*に関連付けて、別の暗号文c を生成する。 復号オラクルを用いてその復号文m を得る。 m からもとの暗号文c*の復号文mbを推測する といった攻撃が典型的である。 上の定義で、攻撃者Aの復号クエリがチャレンジクエリ以前に限定されるとき、 公開鍵暗号Πは非適応的選択暗号文攻撃に対し識別不可能(IND-CCA1)であるという。 頑健性 定義(BR93) 公開鍵暗号Πが頑健であるとは、任意のPPT関係ρ, PPT攻撃者(F,A)に対し、あるシミュレータA*が存在し、 以下のε(k) - ε*(k)がネグリジブルであることをいう: ε(k) = Pr[ (pk,sk) ← Gen(1n), π← F(pk), x ← π, α ← Enc(pk,x), α ← A(pk,π,α) ρ(x, Dec(sk,α ))=1 ] ε*(k) = Pr[ (pk,sk) ← Gen(1n), π← F(pk), x ← π, α ← A*(pk,π) ρ(x, Dec(sk,α ))=1 ] ただし、関係ρは任意のxについて ρ(x,x) = ρ(x,⊥) = 0 であるものとする。 安全な公開鍵暗号の構成 選択平文攻撃に対し識別不可能な公開鍵暗号の構成 トラップドア置換にもとづく構成 定義 (G, {fi}i)がトラップドア置換であるとは、任意の (i, ti) ← G(1n) について、 fi {0,1}n → {0,1}n は一方向置換である。 tiを知っていたら、fi-1(・) は効率的に計算可能である。 ことをいう。tiを(fiの)トラップドアという。 RSA仮定のもとで、RSA関数 fe,N(x) = xe mod N は(dをトラップドアとする)トラップドア置換である。 構成(CPA暗号) (G, {fi}i) トラップドア置換 hci fiのハードコア述語 Gen(1n) (pk, sk) = (i, ti) ← G(1n). Enc(pk = i, m) // m∈{0,1}l r ← {0,1}n fi(r), fi2(r), ..., fil(r) を計算。 p = ( hci(fil-1(r)), hci(fil-2(r)), ..., hc(r) ) return c = (m + p, fil(r)). Dec(sk = ti, c = (m , w)) tiを用いて w=fil(r) から r を求める。 p = ( hci(fil-1(r)), hci(fil-2(r)), ..., hc(r) ) return m - p. 定理(CPA暗号) {fi}iが、ハードコア述語{hci}iをもつ、トラップドア置換ならば、 構成(CPA暗号)の公開鍵暗号は選択平文攻撃に対し識別不可能(IND-CPA)である。 証明 エルガマル暗号 (ga,gb)が与えられて、gabを求める問題を計算DH問題と呼ぶ。 計算DH問題は困難であるとの仮定を計算DH仮定という。より正確には、 仮定(CDH仮定) 群生成アルゴリズムGenGに対して計算DH仮定が成り立つとは、 任意の効率的なアルゴリズムAについて、その成功確率 Pr[s=(q,g) ← GenG(1n), a,b ← Zq : A(s, ga,gb) = gab] がネグリジブルであることをいう。 離散対数問題が解ければ計算DH問題も解けるので、 (すなわち、計算DH問題は離散対数問題ほどには難しくないので、) 計算DH仮定は離散対数仮定より強い仮定である。 計算DH問題は、その答えが与えられてもそれとはわからい(ほどに難しい)、という仮定を判定DH仮定という。 より正確には、 仮定(DDH仮定) 群生成アルゴリズムGenGに対して判定DH仮定が成り立つとは、 任意の効率的なアルゴリズムDについて、その識別利得 | Pr[s=(q,g) ← GenG(1n), a,b ← Zq : D(s, ga,gb,gab)) = 1] - Pr[s=(q,g) ← GenG(1n), a,b,c ← Zq : D(s, ga,gb,gc)) = 1] | がネグリジブルであることをいう。 (ga,gb,gab)の形の3つ組をDHタプルと呼ぶ。 注意 判定DH仮定のもとで、 Gg,ga(x) =def (gx, gax) は疑似乱数生成器。 構成(エルガマル暗号) GenG(1n) 群生成アルゴリズム Gen(1n) (q, g) ← GenG(1n), x ← Zq, y = gx pk=(q,g,y), sk = (q,g,x). Enc(pk=(q,g,y), m) // m∈ g r ← {0,q-1}, c1 = gr, c2 = m yr return c = (c1, c2). Dec(sk=(q,g,x), c=(c1, c2)) return c2/c1x. 定理(エルガマル暗号) 群生成アルゴリズムGenGが判定DH仮定を満たすならば、エルガマル暗号は選択平文攻撃に対し識別不可能(IND-CPA)である。 証明 ランダムオラクルモデルにもとづく構成 ハッシュ関数G {0,1}* → {0,1}l への呼び出しをランダムオラクルOG(・)への呼び出しに 置き換えてしまう(アルゴリズムの実行)モデルを(Gについての)ランダムオラクルモデルと呼ぶ。 構成(ランダムオラクル) OG 初期化: lビット出力の関数Gをランダムに選択する。 ※ 値xごとに独立なlビット乱数G(x)を選択することと同じ。 問い合わせ x を受け取ったら、 G(x) を返す。 構成(CPAinRO) (Genf, {fi}i) トラップドア置換 Gen(1n) (i,ti) ← Genf(1n) ハッシュ関数 G {0,1}* → {0,1}l を選択 return pk=(i,G), sk = (ti,G). Enc(pk=(i,G), m) // m∈{0,1}l r ← {0,1}n return c = (fi(r), G(r)+m). Dec(sk=(ti,G), c=(y, s)) tiを用いて、r ← fi-1(y) return s - G(r). 定理(CPAinRO) ハッシュ関数Gについてのランダムオラクルモデルにおいて、 {fi}iがトラップドア置換ならば、構成(CPAinRO)は選択平文攻撃に対し識別不可能(IND-CPA)である。 証明 適応的選択暗号文攻撃に対し識別不可能な公開鍵暗号の構成 ジェネリックな構成 構成(DDN) (Gen,Enc,Dec) 選択平文攻撃に対し識別不可能な公開鍵暗号 (P, V) 言語Lに対する非対話零知識証明システム : L = {(c1,...,cn) | ∃m,(w1,...,wn) s.t. ci = Enc(pki, m; wi)} ※ 簡単のため、pkiはciに含まれているとする。 (SigGen, Sign, Verify) ワンタイム署名 公開鍵暗号(Gen , Enc , Dec ) Gen (1n) r ← {0,1}poly(n) i ∈ [1..n] (pki,0,ski,0) ← Gen(1n), (pki,1,ski,1) ← Gen(1n) pk = (r, (pk1,0,...,pkn,0 | pk1,1,...,pkn,1)), sk = (sk1,0,...,skn,0 | sk1,1,...,skn,1). Enc (pk, m) (vk,sk) ← SigGen(1n), (v1,...,vn) = vk i ∈ [1..n] wi ← {0,1}*, ci = Enc(pki,v_i, m; wi) C = (c1,...,cn) Π ← P(r, C, (m,(w1,...,wn))), σ ← Sign(sk, (C,Π)) return (vk,C,Π,σ). Dec (sk,(vk,C,Π,σ)) Verify(vk,(C,Π),σ) =? 0 return ⊥ else V(r,C,Π) =? 0 return ⊥ else return Dec(sk1,vk_1,c1). 定理(DDN) (Gen,Enc,Dec)が選択平文攻撃に対し識別不可能な公開鍵暗号で、 (P,V)が上記の言語Lに対する適応的安全な非対話零知識証明システムで、 (SigGen, Sign, Verify)がストロングワンタイム署名ならば、 (Gen ,Enc ,Dec )は適応的選択暗号文攻撃に対し識別不可能な公開鍵暗号である。 ランダムオラクルモデルにもとづく構成 CCAinRO 構成(CCAinRO) [BR 93] [部品] トラップドア置換 (Genf, {fi}i) ハッシュ関数 G {0,1}* → {0,1}l ハッシュ関数 H {0,1}* → {0,1}n [スキーム] Gen(1n) (i,ti) ← Genf(1n) return pk=(i,G,H), sk = (ti,G,H) Enc(pk=(i,G,H), m) ※ m∈Bl. r ← {0,1}n return c = (fi(r), G(r)+m, H(r,m)) Dec(sk=(ti,G,H), c=(a,w,b)) tiを用いて、r ← fi-1(a) m = w - G(r) H(r,m) =? b return m else return ⊥ 定理(CCAinRO) [BR 93] ハッシュ関数GおよびHに対するランダムオラクルモデルにおいて、 {fi}iがトラップドア置換ならば、 構成(CCAinRO)は適応的選択暗号文攻撃に対し識別不可能である。 証明 定理(NMinRO) [BR 93] ハッシュ関数GおよびHに対するランダムオラクルモデルにおいて、 {fi}iがトラップドア置換ならば、構成(CCAinRO)は(BR93の意味で)頑健である。 証明 この構成はトラップドア置換を用いているので、たとえばエルガマル暗号には適用できない。 平文検査攻撃における一方向性 平文と暗号文の対(c,m)を受け取ると、暗号文cの復号結果が平文mと一致するか否かの1ビットだけを 教えてくれるオラクルを平文検査オラクル(PCO)と呼ぶ。 平文検査オラクルを用いることができても、一方向性をたもつ公開鍵暗号を平文検査攻撃に対し一方向であるという。 より正確には: 定義(OW-PCA) 公開鍵暗号(Gen,Enc,Dec)が平文検査攻撃に対し一方向(OW-PCA)であるとは、 任意の効率的な撃者Aについて、その成功確率 Pr[ (pk,sk) ← Gen, m ← M, y ← Enc(pk,m), m ← APCO(sk,・)(y) : m = m ] がネグリジブルであることをいう。 Gap仮定(判定DH問題を解くオラクルが与えられても、計算DH問題は難しい)のもとで、 エルガマル暗号は平文検査攻撃に対し一方向である。 REACT 構成(REACT) [OP01] (Gen,Enc,Dec) 平文検査攻撃に対し一方向である公開鍵暗号 G {0,1}* → {0,1}l ハッシュ関数 H {0,1}* → {0,1}k ハッシュ関数 REACT = (Gen , Enc , Dec ) Gen () (pk, sk) ← Gen(). Enc (pk, m) // m ∈ {0,1}l r ← M, a ← Enc(pk, r) // Mは(Gen,Enc,Dec)のメッセージ空間 b = m + G(r), c = H(r, m, a, b) return C = (a, b, c). Dec (sk, C=(a,b,c)) r ← Dec(sk, a), m = b - G(r) c =? H(r, m, a, b) return m else return ⊥. 定理(REACT) [OP 01] ハッシュ関数GおよびHに対するランダムオラクルモデルにおいて、 (Gen,Enc,Dec)が平文検査攻撃に対し一方向ならば、 構成(REACT)は適応的選択暗号文攻撃に対し識別不可能である。 証明 双子エルガマル暗号 G= g について、 DHタプル: (g, gx, gy, gxy) 双子DHタプル: (g, gx1, gx2, gy, gx1y, gx2y). 仮定(双子計算DH仮定) 双子DHタプルを判定してくれるオラクルが与えられても、 双子DHタプルの計算は困難であるという仮定を双子計算仮定という。 より正確には、 群生成アルゴリズムGenGに対して双子計算DH仮定が成り立つとは、 任意の効率的なアルゴリズムAについて、その成功確率 Pr[s=(q,g) ← GenG(1n), X1,X2,Y ← g : A2dhpg(X1,X2,・,・,・)(X1,X2,Y) = 2dhg(X1, X2, Y)] がネグリジブルであることをいう。ここで、 2dhg(X1, X2, Y) =def (gx1 y, gx2 y), 2dhpg(X1, X2, Y, Z1, Z2) =def 『 2dhg(X1, X2, Y) =? (Z1, Z2) 』. 命題(双子計算DH仮定) 計算DH仮定のもとで、双子計算DH仮定は真である。 証明 構成(双子エルガマル暗号) (E, D) 鍵空間Kをもつ共通鍵暗号 H {0,1}* → K ハッシュ関数 Gen(1n) (q, g) ← GenG(1n) x1, x2 ← Zq, X1 = gx1, X2 = gx2 pk=(q,g,X1,X2), sk = (q,g,x1,x2). Enc(pk, m) y ← Zq Y = gy, Z1 = X1y, Z2 = X2y, k = H(Y,Z1,Z2) return (Y, c = E(k, m)). Enc(sk, (Y,c)) Z1 = Yx1, Z2 = Yx2, k = H(Y,Z1,Z2) return m = D(k, c). 定理(双子エルガマル暗号) ハッシュ関数Hに対するランダムオラクルモデルにおいて、 GenGが計算DH仮定を満たし、共通鍵暗号(E,D)が適応的選択暗号文攻撃に対し識別不可能であるならば、 双子エルガマル暗号は適応的選択暗号文攻撃に対し識別不可能である。 ランダムオラクルモデルを必要としない構成 Cramer-Shoup暗号 構成(CS暗号) Gen(1n) ハッシュ関数 H {0,1}* → Zq を選択。 (q, g1, g2) ← GenG(1n) x, y, a, b, a , b ← Zq h = g1x g2y, c = g1a g2b, d = g1a g2b pk = (g1,g2,h,c,d,H), sk = (x,y,a,b,a ,b ). Enc(pk, m) // m ∈ g1 r ← Zq, α = H(g1r, g2r, hrm) return C = (g1r, g2r, hrm, (cdα)r). Dec(sk, C=(u,v,w,e)) α = H(u, v, w) ua+αa vb+αb ≠ e return ⊥ else return w / (uxvy). 定理(CS暗号) ハッシュ関数Hが衝突困難で、GenGが決定DH仮定を満たすならば、 CS暗号は適応的選択暗号文攻撃に対し識別不可能である。 証明 Camenish-Shoup暗号 仮定(DCR仮定) 整数 n (=pq) を与えられて、 Zn2* のランダム要素と(Zn2*)nのランダム要素を識別できない とき、 Decision Composite Residuosity (DCR) 仮定が成り立つという。 abs Zn2* → Zn2* abs(a) = (n2 - a) mod n2 ( if a n2 / 2 ) abs(a) = a mod n2 otherwise 構成(Camenish-Shoup暗号) Gen(1l) ハッシュ関数 H {0,1}* → [2l] p , q lビットの異なる Sophie-Germain 素数 p = 2p + 1, q = 2q + 1, n = pq, n = p q x1, x2, x3 ← [n2/4], g ← Zn2* g = (g )2n, y1 = gx1, y2 = gx2, y3 = gx3 pk = (H, n, g, y1, y2, y3), sk = (H, n, x1, x2, x3). Enc(pk, m, L) // m ∈ [n], Lはラベル r ← [n/4] u = gr, e = y1r hm, v = abs( (y2y3H(u,e,L))r ) return (u, e, v). Dec(sk, (u,e,v), L) abs(v) =? v u2(x2 + H(u,e,L)x3) =? v2 t = 2-1 mod n m = (e / ux1)2t m が hm (∃m ∈ [n]) の形ならば、m を出力。 そうでないならば、reject. 定理(Camenish-Shoup暗号) ハッシュ関数Hが衝突困難で、DCR仮定が成り立つならば、 Camenish-Shoup暗号は適応的選択暗号文攻撃に対し識別不可能である。 タグベース暗号 タグベース暗号とは、 効率的な確率的アルゴリズムの3つ組(Gentbe, Enctbe, Dectbe)である: (pk, sk) ← Gentbe(1n) c ← Enctbe(pk, t, m) m ← Dectbe(sk, t, c). 完全性(completeness)条件として、 全てのメッセージm(∈M)とすべてのタグt(∈T)について Pr[ (pk, sk) ← Gentbe(1n), c ← Enctbe(pk, t, m), m ← Dectbe(sk, t, c) m = m ] = 1 を要求する。 タグ選択暗号文攻撃に対する識別不可能性 タグベース暗号TBE=(Gentbe,Enctbe,Dectbe)とそれに対する攻撃者Aについて: 試行 StagCCATBE,A(n) (t*, st0) ← A(1n) (pk, sk) ← Gentbe(1n) (M0, M1, st) ← ADectbe(・,・)(pk, st0) b ← {0,1}, c* ← Enctbe(pk, t*, Mb) b ← ADectbe(・,・)(c*, st) return b =? b . ただし、Aは復号オラクルDectbe(・,・)にタグt*について問い合わせることは許されない。 定義(IND-STAG-CCA) タグベース暗号TBEがタグ選択暗号文攻撃に対し識別不可能(IND-STAG-CCA)であるとは、 任意の効率的な攻撃者Aについて、その識別利得 | Pr[ StagCCATBE,A(n) = 1 ] - 1/2 | がネグリジブルであることをいう。 タグベース暗号から公開鍵暗号への変換 構成(TBE2PKE) TBE = (Gentbe, Enctbe, Dectbe) タグ空間Tのタグベース暗号 OTS = (SKG, SIGN, VFY) ワンタイム署名 (s.t. vk ∈ T) PKE = (Genpke, Encpke, Decpke) 公開鍵暗号 Genpke = Gentbe. Encpke(pk, m) (vk, sigk) ← SKG(1n) ctbe ← Enctbe(pk, vk, m) σ ← SIGN(sigk, ctbe) return c = (ctbe, vk, σ). Decpke(sk, c) (ctbe, vk, σ) = c VFY(vk, ctbe, σ) =? reject return ⊥ else return m = Dectbe(sk, vk, ctbe). 定理(TBE2PKE) [Kiltz 06] TBEがタグ選択暗号文攻撃に対し識別不可能なタグベース暗号で、 OTSがストロングワンタイム署名ならば、 PKE = TBE2PKE(TBE, OTS) は適応的選択暗号文攻撃に対し識別不可能である。 証明 タグ選択暗号文攻撃に対し識別不可能なタグベース暗号の構成 判定線形仮定 群G= g について、 線形タプル (g1, g2, z, g1r1, g2r2, zr1+r2). 定義(判定線形仮定) 群Gについて、与えられた6要素からなるタプル (g1, g2, z, g1r1, g2r2, w) が線形タプルかランダムタプルかを判定する問題を判定線形問題という: w =? zr1+r2. 判定線形問題が困難であるとの仮定を判定線形仮定という。 命題(DLinear) 判定線形仮定は判定DH仮定よりも弱い仮定である(より妥当な仮定である)。 すなわち、判定線形問題が解けるときは判定DH問題も解ける。 証明 命題(DLinear)は、判定DH問題が解けても判定線形問題は解けない、という可能性は除外しない。 実際、双線形群にはそのような可能性を期待できる。 ある群Gについて、判定DH問題は易しいのに判定線形問題はむずかしいとき、 群Gは判定線形ギャップ仮定をみたすという。 注意 (g, gx1, gx2, gy, gx1y, gx2y):双子DHタプル ⇒ (gy-1, gy-1, g, gx1, gx2, gx1y+x2y) 線形タプル 判定線形仮定にもとづくタグ選択暗号文攻撃に対し識別不可能なタグベース暗号 構成(LinearTBE) [Kiltz 06] Gentbe(1n) G 位数q の群 g1 ← G, (x1,x2,y1,y2) ← Zq g2, z を g1x1 = g2x2 = z となるようにとる。 u1 = g1y1, u2 = g2y2 pk = (q, g1, g2, z, u1, u2), sk = (x1, x2, y1, y2). ※ (g1, g2, z, -, -, -)は判定線形問題の問題文の一部。 ※ 秘密鍵skを知っていれば、この問題文(の一部)に関する判定線形問題は容易: ※ (g1, g2, z, c1, c2, w)は線形タプル ⇔ c1x1 c2x2 = w. Enctbe(pk, t, m) r1,r2 ← Zq*, c1 = g1r1, c2 = g2r2 d1 = ztr1 u1r1, d2 = ztr2 u2r2, e = m zr1+r2 return ctbe = (c1, c2, d1, d2, e). ※ (g1, g2, z, c1, c2, zr1+r2)は線形タプル。 ※ 実際、c1x1 c2x2 = zr1+r2. ※ d1, d2はc1, c2の正当性を示す: ※ c1tx1+y1 = d1, c2tx2+y2 = d2. Dectbe(pk, t, ctbe) s1,s2 ← Zq* k = (c1x1+s1(tx1+y1) c2x2+s2(tx2+y2)) / (d1s1d2s2) ※ 正当な暗号文、すなわち citxi+yi = di (i=1,2) のときだけ、まともに復号される。 ※ k = c1x1 c2x2 = zr1+r2. return m = e / k. (パブリック検証) Pvtbe(pk, t, ctbe) 暗号文の正当性は公開情報だけで確認できる return DH(g1, zt u1, c1, d1) ∧ DH(g2, zt u2, c2, d2). ※ ⇔ di = citxi+yi (for i=1,2). 定理(LinearTBE) [Kiltz 06] 群Gに対する判定線形ギャップ仮定のもとで、 構成(LinearTBE)はタグ選択暗号文攻撃に対し識別不可能なタグベース暗号である。 証明 上へ
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以下、自由惑星同盟と銀河帝国の軍事衝突及び国内の紛争などを時系列に列挙する。 宇宙歴640年 ダゴン星域会戦 宇宙歴669年 コルネリアス一世の親征 宇宙歴696年 シャンダルーア星域会戦 宇宙歴707年 建軍記念日事件 宇宙歴728年 フォルセティ星域会戦 宇宙歴738年 ファイアザード星域会戦 宇宙歴742年 第二次ドラゴニア星域会戦 宇宙歴745年 第二次ティアマト会戦 宇宙歴767年 ハイネセン六月危機(ジューン・クライシス) 宇宙歴769年 第二次イゼルローン要塞攻防戦 宇宙歴788年 エル・ファシルの奇跡 宇宙歴791年 ドラゴニア=パランティア戦役(「自由の夜明け」作戦) 第二次ドラゴニア星域会戦 エル・ファシル星域会戦 惑星エル・ファシル攻防戦 宇宙歴792年 エル・ファシル脱出 アルレスハイム星域会戦(国境遭遇戦) 第五次イゼルローン要塞攻防戦(「第五次イゼルローン出兵」) 宇宙歴793年 タンムーズ戦役(防衛戦) 第三次タンムーズ星域会戦 宇宙歴794年 ヴァンフリート戦役(防衛戦) ヴァンフリート星域会戦 ヴァンフリート四=二基地攻防戦 第六次イゼルローン要塞攻防戦(「第六次イゼルローン出兵」) 宇宙歴795年 第三次ティアマト会戦(防衛戦) 第四次ティアマト会戦(防衛戦) クロプシュトック討伐戦 宇宙歴796年 エル・ファシル海賊討伐戦 エル・ファシル七月危機 ゲベル・バルカルの戦い エル・ファシル星系攻防戦 レグニツァの悲劇(「第七次イゼルローン出兵」) 宇宙歴797年 銀河帝国継承戦争(帝位継承戦争) 第七次イゼルローン要塞攻防戦(「イゼルローン奇襲計画」) 宇宙歴798年-宇宙歴799年 カストロプ討伐戦 ラグナロック戦役(「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦) ニヴルヘイム攻防戦第三次アムリッツァ星域会戦 ミズガルズ攻防戦 アースガルズ攻防戦第一次ヴァルハラ星域会戦 エガリテ作戦ヴァナヘイム戦線 ヨトゥンヘイム戦線 ニダヴェリール戦線 アルフヘイム戦線 レンテンベルク戦線 第二次ヴァルハラ星域会戦ミズガルズ戦線 宇宙歴801年 ルドルフ原理主義革命 一〇月クーデター(「民主主義再建会議のクーデター」) ボーナムの奇跡 第八次イゼルローン要塞攻防戦 宇宙歴802年 ローエングラム大元帥のクーデター(宇宙歴802年) 宇宙暦802年4月末の政変 第九次イゼルローン要塞攻防戦 宇宙歴803年 ローエングラム大元帥のクーデター(宇宙歴803年)(「救国軍事会議のクーデター」) 宇宙歴804年 諸侯の大粛清 ザーヴィエップ危機
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ヤンに新たな命令が下る。それは、難攻不落と 名高いイゼルローン要塞を、わずか半個艦隊で 攻略せよというものだった・・・・・・。 04-1 愛国者の少年 ヤンはジェシカを空港で見送った。 その帰路、彼は愛国者の婦人と その孫に出会う。孫を軍人に したいと語る老婦人にヤンは・・・・・・ 行動:-2 資金:+26 獲得経験値:+6 大成功条件:ヤン・ウェンリー(キャラクター) 報酬品:ドーソン(キャラクター) 04-2 第十三艦隊 アスターテで壊滅した第四・第六艦隊 の残兵兵力で編成された第十三艦隊。 その司令に抜擢されたヤンは、 イゼルローン要塞の攻略を 命じられる。 行動:-2 資金:+26 獲得経験値:+6 大成功条件:シトレ(リーダー) 報酬品:マリノ 04-3 意外な副官 要塞攻略を命じられたヤンは、 幕下に軍の逸材たちを集めていた。 その中には、一癖も二癖もある者たちも。 キャゼルヌの配慮で優秀な副官が 配されたが・・・・・・。 行動:-3 資金:+36 獲得経験値:+8 大成功条件:フレデリカ(キャラクター) 報酬品:ドーソン(リーダー) 04-4 イゼルローンへ 時に宇宙暦796年、第十三艦隊は イゼルローン要塞攻略に向けて出撃。 後にヤン艦隊と呼ばれるようになる 彼らの活躍が、ついに始まるのであった。 行動:-3 資金:+36 獲得経験値:+8 大成功条件:ヒューベリオン(サポート) 報酬品:標準型戦艦/同盟 04-5 その男、シェーンコップ 難攻不落の要塞、イゼルローン。 これをわずか半個艦隊で攻略しなければ ならないヤンは、ある男を艦隊に 招いていた。 行動:-3 資金:+36 獲得経験値:+8 大成功条件:悪名高き連隊(サポート) 報酬品:陸戦兵 04-6 13番目の隊長 イゼルローン要塞攻略には薔薇の騎士連隊の 力が不可欠であった。十三代目連隊長で 「いずれ裏切る」と言われる男 シェーンコップ。ヤンは彼の信頼を 得ることが出来るのだろうか? クエスト内容:シェーンコップとの交渉 今回は舌戦がメイン。 内戦キャラを活用せよ! キークエスト属性:勇猛 行動:-12 資金:+110 獲得経験値:+26 大成功条件:ヤン・ウェンリー(キャラクター) 追加クエスト 04-1 ジェシカとの別れ かつての憧れの人であり、亡き親友 ラップの婚約者だったジェシカ。 ヤンは空港で彼女を見送り・・・・・・。 行動:-4 資金:+34 獲得経験値:+8 大成功条件:ジェシカ・エドワーズ(キャラクター) 報酬品:ホワン・ルイ 04-2 第十三艦隊 アスターテで壊滅した第四・第六艦隊 の残兵兵力で編成された第十三艦隊。 その司令に抜擢されたヤンは、 イゼルローン要塞の攻略を 命じられる。 行動:-4 資金:+34 獲得経験値:+8 大成功条件:シトレ(リーダー) 報酬品:マリノ 04-3 意外な副官 要塞攻略を命じられたヤンは、 幕下に軍の逸材たちを集めていた。 その中には、一癖も二癖もある者たちも。 キャゼルヌの配慮で優秀な副官が 配されたが・・・・・・。 行動:-5 資金:+44 獲得経験値:+10 大成功条件:フレデリカ(キャラクター) 報酬品:ドーソン(リーダー) 04-4 イゼルローンへ 時に宇宙暦796年、第十三艦隊は イゼルローン要塞攻略に向けて出撃。 後にヤン艦隊と呼ばれるようになる 彼らの活躍が、ついに始まるのであった。 行動:-5 資金:+46 獲得経験値:+10 大成功条件:ヒューベリオン(サポート) 報酬品:標準型戦艦/同盟 04-5 その男、シェーンコップ 難攻不落の要塞、イゼルローン。 これをわずか半個艦隊で攻略しなければ ならないヤンは、ある男を艦隊に 招いていた。 行動:-5 資金:+46 獲得経験値:+10 大成功条件:悪名高き連隊(サポート) 報酬品:陸戦兵 04-6 13番目の隊長 イゼルローン要塞攻略には薔薇の騎士連隊の 力が不可欠であった。十三代目連隊長で 「いずれ裏切る」と言われる男 シェーンコップ。ヤンは彼の信頼を 得ることが出来るのだろうか? クエスト内容:シェーンコップとの交渉 今回は舌戦がメイン。 内戦キャラを活用せよ! キークエスト属性:勇猛 行動:-16 資金:+148 獲得経験値:+34 大成功条件:ヤン・ウェンリー(キャラクター) 03 英雄の帰還 05 イゼルローン要塞攻略(前編)
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オリヴァー・ローズ(宇宙暦?年頃 - )は自由惑星同盟の軍人。オリジナルキャラクターである。 略歴 宇宙歴795年に宇宙艦隊衛生部長を務めている。階級は軍医少将。エリヤ曰く「頼まれれば瀕死の病人にも「完全に健康」と診断するヤブ医者」らしい。「万人が認めるヤブ医者だが、仕事中毒者からは重宝されてきた」とまで言われている。(34話) 宇宙歴797年の「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦中、遠征軍衛生部長を務めている。ダニエル・ヤマムラ軍医少佐は彼の配下である。(76話)休養時間を削減したり、麻薬を「疲れの取れる薬」として処方したりするなどして、多くの将兵を過労死させた。(109話) 宇宙歴801年にはオリンピア国防病院に勤務しており、幅を利かせている。階級は軍医中将。(76話) トリューニヒト政権下でラグナロック戦役の戦犯非難を避け、イゼルローン要塞に移住したようである。 宇宙歴802年10月第九次イゼルローン要塞攻防戦においても、ティアマト星系への避難を拒否してイゼルローン要塞に残留した。(109話)右翼の牙城であるティアマト星系で迫害を受けることを恐れた様子である。 人柄 政治的配慮を医学に優先することで有名らしい。(76話)